アールデコ時代のカフリンクスです。 深みのある濃いブラウン～オレンジ色で、光が透過するように金具の部分の面積は最小限に設計されています。 その金具も非常に美しく、アールデコ様式の簡潔で流麗な造形に仕上げられています。 裏側の見えない部分も、曲線を生かした美しい造形になっています。 特に尾錠側の金具の仕上げは特筆すべきもので、ストーンをキャッチしている覆輪部分は形状に合わせて人の手で成形されており、ミリ以下の刃の鏨を使って丁寧に打ち付けられているのが接写すると確認できます。 （写真9枚目） 人目にほとんど触れない部分にまで手を抜かずこだわり抜いた職人技。ここまでの手仕事は、現代のカフスだとなかなか目にすることができないと思います。 そしてアールデコ様式の洗練されたデザインなので、現代のスーツにもよく合うことと思います。 琥珀様の軽い素材で、内部に内放物がみられます。 カラー...ブラウン、シルバー色の金具 透過光の上と木のデスクの上で撮影しており、光の射し方で見え方が変わるのですが、手に取ってみた時の雰囲気は一枚目が一番近いかと思いました。 状態…アンティークにつき、若干傷があるのですが、使用に問題のあるような目立つダメージなどはありません。 サイズ…2.1×1.4cm(0.5mm程度の誤差あり)