90年代のヴィンテージブーム期に手に入れた、1950〜60年代頃に製造されたHERCULES。当時からストア系でもHERCULESは別格で、カバーオールの中でも高額で取引をされておりました。それからほぼ着用せずに30年は寝かせたものですので、希少価値は高いです。 SEARSの中で高級ワークブランドという位置付けで、60年代後半には姿を消したと言われます。左胸のタグは消失していますが、ボタンにはロゴが入り、右胸ポケット中にはユニオンチケット、懐中時計用ボタンホールや横スリットのポケット、トリプルステッチなどクラシックなディテールが揃います。 なにより、特筆すべきは色残り（控え目に85%くらいでしょうか）。粗いネップ感とざらつきのある、古いカバーオールらしい少しライトな生地はわずかに縦落ちを始めている程度で、写真の通りの濃紺。生地はまだコシが残ります。ボタンホールもあまり使われていないきれいな状態で、コットン糸ならではのステッチ切れはありますが、令和となった現代では見つからないコンディション。 同モデルは50〜60年代と有名新品店で紹介をされていますが、私見としてはミントコンディションの60sとして価格を設定。生地の風合いはかなり古いですが、タグ消失のため60sとします。ほぼ同モデルが40年代後半（古く査定しすぎ）としてメルカリの履歴で売れているのでチェックしてみてください。 なお、生地表面の白い点はホコリではなく織りに紛れ込んだネップであり、リーバイスでもリーでもないオールドデニムの特徴。また、両胸のスナップボタンは、生地やパーツの破損防止、型崩れ防止のため所有者としては開閉しておらず、回転はスムーズなので開くとは思いますが、自己責任で開閉ください。 サイズとしては国内L〜XL程度でヴィンテージ新品としてゴールデン。ボタン裏は経年変化で白く変色しており、60などの数字が読み取れますが、知識不足で細かい年代判別はできず。 トップボタンは開いても留めてもOKですが、一般的には開けて着るデザイン。40年代から60年代の同モデルがリサーチで出てきますので、着画やデザインを確認しサイズやコンディションを比較検討ください。 サイズ表記なし。肩幅46、身幅57、着丈79、袖丈62cmくらいです。エコ＆コンパクトに配送します。詳細はプロフをご覧ください。