自宅保管していたものです。 箱はございません。 篠原除雪 大正８（1919）年、福岡県に生まれ、香川県で育つ。１４歳で「讃岐彫」の名工・鎌田稼堂に師事。昭和32（1957）年に日本伝統工芸展漆芸部で初入選。昭和38（1963）年には木竹部でも初入選する。その後、古美術研究の為、東南アジア、ヨーロッパ各国を巡遊する。昭和59（1984）年、作家生活50年を記念して『如雪作品集』を出版。日本伝統工芸展連続入選、日本伝統工芸会正会員、日本伝統工芸展監査委員、伝統工芸木竹部実行委員。彫り・漆芸ともに優れ、讃岐彫の人気作家として活躍する。特に、木彫り作品に漆を掛ける「木彫彩漆」という技法で作られた独創性のある動植物の香合は、高い評価を得ている。作品は、讃岐漆芸美術館などに収蔵されている。平成19（2007）年死去。長男は、同じ讃岐彫作家の篠原傑。